くるわ

sansinzamurai

2008年04月19日 16:30



今頃は大阪教室にいる時間です。
というわけでこれは予約投稿になります。
『くすりの社会史』(近代文芸社)という本をたまたま読んでいたところ、そこに遊女の話が出てきました。
沖縄の歌には遊郭絡みの歌が多いのでちょっと興味を惹かれました。
吉原の遊女抱え入れ帳というのによれば、早いもので9歳で連れてこられ、15でお店にデビューし27くらいでほとんどが引退(?)している。
吉屋チルーなんかもわずか8歳ほどで売られていくわけですけど、いきなりお店に出されるわけではなくて見習い期間があって一定年齢になってからお店に出されるようになるのですね。
そんな小さな子がとずっと勘違いしていました。知らなかった。ま、そりゃそうでしょうね。
テレビの時代劇にはこういうの出てこない(大体ほとんど見てもいないけど)のは、なにかあるんでしょうかね。
お店に出て1年もしないうちに何らかの病気に罹り、亡くなっても無縁仏として葬られる。
本にはそのようなことが書いてあり、なんだか悲しくなってしまいました。
時代劇の遊女はかなりの年増だったりするけど実際にはそんなのはありえなくて、半分子供みたいな子らだったりしたんだと思いました。
吉屋チルーも19歳ほどで亡くなったそうだから薄幸ですね。


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