僻村塾
富山からおよそ3時間。
石川県白峰の僻村塾へ行ってきました。
場所は白峰の温泉街より10分ほど福井よりにある望岳苑という施設の研修室。
研修室といってもお堅い雰囲気ではなく、暖炉があったり書棚があったりの木のお部屋。
受付でお茶をもらってしばらく待っていると、次々に受講者のかたが入って来られました。
地元のかたに混じり、勝山や金沢のかたもいらっしゃるよう。富山ナンバーの車も見かけました。
この日は青木裕子さんの朗読と高橋治さんのお話の予定でした。
高橋さんがご都合で来られなくなったため青木裕子さんがその分までたくさん話されました。
この日特に注目して見ていたのは、ページめくりでした。
前日、やや見え難い位置から見ていたのですが、本を読まれているのにページをめくっている気配が全くわからない。
しかし注意して見ていてもけっこうわからないものなんですね。
ラジオで朗読されていたアナウンサーのかただけあってそのあたりは職人芸。
もちろん、ラジオにパラッなんて音が入ってはいけないし、リズムが狂ってもいけないという厳しさの中で磨かれたのでしょうか。
その道のプロはそれぞれすごい技をお持ちだと思いました。
大人になってから朗読するという経験はほとんどありませんが、何年か前に大ホールのスポットライトがやりたくて劇団のオーディションを受けたとき、裏方志望にもかかわらず役者の人と同じように朗読をさせられて、あぁ朗読って難しいな、読むだけとは全然違うぞと思い知らされたことがあります。
なので1時間半だとか2時間とか長い時間にわたって人を惹き付けておかれる技量にとても感心します。
いい時間を過ごさせていただきました。
というわけで三線弾いてる時間もなく、明日からまたやります
この後、講座は9月は作家の池澤夏樹さんや指揮者の池辺晋一郎さん、俳優の寺田農さんらの講座が、10月には古謝美佐子さんの唄会が予定されているということです。
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