2008年07月02日

三線童話

三線童話


赤い靴の童話より・・・

貧しい童黒木は、病気の母親と暮らしていました。ある日、三線を持たない童は三線屋のおかみさんに助けられて三線を作ってもらうが、まもなくして母親は看病虚しく死んでしまいました。
黒木は母親の葬儀に三線を持って出席し、それを見た村人が童の境遇に同情して養子にしました。
裕福な老婦人のもとで育てられた黒木は、村一番の美しい童に成長しました。
ある日、三線屋の店先に綺麗なスンチー塗りの三線を見つけた黒木は、老婦人に黙って三線を買ってしまう。戒律上黒い三線で出席しなければならない演奏会にも、そのスンチー塗りの三線で行き、老婦人にたしなめられる。それでもまた黒木は演奏会にスンチー塗りの三線で行く。老婦人が死の床についているときにさえ、黒木はそのスンチー塗りの三線で演奏会に出かけてしまう。すると不思議なことに黒木の手は勝手に弾き続け、三線を離すことも出来なくなる。黒木は死ぬまで弾き続ける呪いをかけられたのでした。
夜も昼も黒木は弾き続けなくてはなりませんでした。黒木が看病しなかったばかりに老婦人は亡くなってしまいましたが、その葬儀にも出席できず、身も心も疲弊してしまう。とうとう限界に達した黒木は呪いを免れるため首斬り役人に依頼して両手首を切断してもらう。すると切り離された両手と三線は黒木を置いて、弾きながら遠くへ去っていってしまいました。

赤い靴ってけっこう怖い結末なんですねタラ~

というわけで今日も三線弾いてきます三線


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Posted by sansinzamurai at 19:53│Comments(2)日記
この記事へのコメント
赤い靴の、クルチバージョンですね。

実家にまだあるかなぁ、赤い靴の絵本。
赤い靴は、足切っちゃうんですよね・・・。

三線、いい感じですね。
お昼寝して、元気になったので、
久しぶりに消しゴムハンコを彫りました。

図案は、三線。
ちょっと、気に入っています。
Posted by れいちぇる at 2008年07月03日 00:33
アンデルセンのは足切った後に最後に死んでしまう結末らしいんですけど、私の子供の頃に読んだのではその前で終わってました。
でも充分に怖かった~。なんで?とは思いましたが。

消しゴムハンコですか!
いいですね。
暑中見舞のハガキにも使えそうですね。
そういえば家にも使ってないMONO消しゴムあります。
Posted by sansinzamuraisansinzamurai at 2008年07月03日 01:53
 
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