2008年09月03日
風の盆

今年も八尾のおわらを見に行ってきました。
行き始めてから今年で4年目。最初行ったときはどこでやっているのかもわかりませんでしたが、だんだん勘が働くようになって今このあたりでやってるなというのがわかるようになってきました。
今年のおわらは人出が少なめで、各所でストレスなく見ることが出来ました。
町の中ほどに聞名寺という立派なお寺があって、八尾はこの聞名寺の門前町として発展したそうです。
今年は境内でのおわらを初めて見ました。
注目は私の場合やはり地方のかたたち。
舞台向って上手が地方で踊り手は中央。
弾き手がみなさん高齢化していますが、この場所はじっくり見ることができます。
司会の説明があり、またロケーションも素晴らしいのでおわら初心者にはいい会場かもしれません。
どこの地方集団でもそうですが、集団にうまい人は一人。三味線はやりませんが手の動き、しっかり弾けているかどうかでだいたいわかります。
三線でもそうですが、しっかり弾くということは難しいことだとあらためて感じました。

もう一ヶ所、駅のホームの近くにも舞台が設けられています。
若い踊り手たちの新鮮な演舞が見られます。
残念ながらこのときはCD音源でした。(午後9時台)

地方を探してこちらへ。
「来られた来られた ようこそ来られた 来られぬ中からようこそ来られた」おわら歌詞。(午後10時前後)

三味線はいつものように大國さん。
若林さん目当ての観光客が今年も会館前あたりに大勢。
雨はぎりぎり降らず、最後まで町流しが行われれました。(午前1時台)
昔のおわらは、町流しのときは地方だけで踊り手はつかなかったものだよ。そんな年配のかたの声を聞きました。
観光イメージとしての「おわら」、観光客のイメージする「おわら」というものがあって、現実の「おわら」もそれに引きづられてどんどん変化していくのだろうなとそんなことを感じて町を後にしました。
Posted by sansinzamurai at 19:10│Comments(0)
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