2010年04月21日
保留指

チェンミンさんの二胡の講座番組を見ていたら「保留指」という言葉が出てきました。
無駄な指の上下をしない動き。一定の高さまでに留めてバタバタさせない指のポジションを「保留指」というようです。
三線では同じことを言う言葉がないのか聞いたことがないですね。
いつも心がけて練習していることですが、なるほど言葉があると便利です

実は三線を弾き始めの頃、市販の三線教習ビデオの女の人の手を真似て弾いていたら、そのバタバタが癖になってしまった時期があります。曲によっては音にも悪影響が出ることがあります。
その教えているかたにしても、見る人にわかりやすいようにそういう動きをされていたのだと思いますが・・・何も考えずに中途半端に真似てしまっていました。このバタバタ直しのために老上老尺にして百数十万回ほどかかりました

まがりなりにヒトに教えることがあるようになってから、同じ曲でも二種類の指の動きを使うようになりました。
ひとつは二胡でいうところの「保留指」の無駄のない指の動き。これは自分のために。
もうひとつは開いたり閉じたり動きの大きな指の動き。こちらは譜面なしでの伝達の方法としてヒトに見せるために。
左手を開いているときは右手は開放絃を弾いているということを知らせていて、歩くように大きな動きで指を移動させるときは次に押さえる場所を知らせるためにやります。
曲をしっかり覚えていないとフェイントになってしまったりして迷惑をかけてしまいます。
小さな工夫ですが、とりあえず弾けるという段階の先の楽しみのひとつかなと、最近ようやくそんな段階です。
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テレビ

4/21 22:00~22:25 NHK教育
あなたもアーティスト ニーハオ 二胡!チェンミンと弾こう
(再放送 4/28 13:05~13:30 NHK教育)
4/23 9:25~9:50 NHK hi
Mi/Do/Ri~緑遊のすすめ~「やんばるの命を写す~湊和雄~」
沖縄本島北部・やんばるの森で、30年以上にわたり、希少な生き物を撮り続けてきた。春の虫たちに会いたいとやんばるの森に入る。
4/23 14:55~15:00 NHK hi
にっぽん巡礼ミニ「沖縄 健児の塔/高木凛」
4/23 25:31~25:57 NHK hi
ドキュメント沖縄 ふるさとから、あなたへ 戦争孤児たちの65年
Posted by sansinzamurai at 17:21│Comments(2)
│日記
この記事へのコメント
こんにちは
三線初心者の場合はテンポが一定しないので、指の大きな動きは、拍子をきっちり取ってテンポを安定さすのに効果があるみたいですね。民謡酒場の歌い手でも人によってはハイテンポも大きな動きをされる方がおられますが、見た目にちょっとと言う感じですね。
私も先日二胡を習いましたが、人差し指を押さえて、次に中指を押さえる時、人差し指はそのまま絃の上に押さえたままと教わりました。
二胡の講座番組の「保留指」はちょっと人差し指が絃から浮いている感じですが実際はどうなんでしょうかね。
三線初心者の場合はテンポが一定しないので、指の大きな動きは、拍子をきっちり取ってテンポを安定さすのに効果があるみたいですね。民謡酒場の歌い手でも人によってはハイテンポも大きな動きをされる方がおられますが、見た目にちょっとと言う感じですね。
私も先日二胡を習いましたが、人差し指を押さえて、次に中指を押さえる時、人差し指はそのまま絃の上に押さえたままと教わりました。
二胡の講座番組の「保留指」はちょっと人差し指が絃から浮いている感じですが実際はどうなんでしょうかね。
Posted by 西岡 at 2010年04月22日 10:40
西岡さん
いつもコメントありがとうございます。
日本人プロゴルファーが海外ツアーに参加するようになると、決まって打撃改造ということを始められますね。プロ野球のバッターなんかでも同じかと思いますが、大概は成功しないで終られます。
発達心理学でいうところの成長段階の臨界期みたいなものがあるのかなと思っています。
急がば回れとは昔の人はよく言ったものだと思います。
三線はもともとは譜面なしで教えられてきた。そんな片鱗が別の形で今も残っていると考えてみるとロマンがありますね。実際どうなのかわかりませんが。
チェンミンさん、説明がお上手ですね。あんなふうに出来たらと思います。
本質がどこにあるかで。後は総論、各論といったことかと思います。
二胡のかたのブログを読んでるとけっこう共感する部分が多いです。
いつもコメントありがとうございます。
日本人プロゴルファーが海外ツアーに参加するようになると、決まって打撃改造ということを始められますね。プロ野球のバッターなんかでも同じかと思いますが、大概は成功しないで終られます。
発達心理学でいうところの成長段階の臨界期みたいなものがあるのかなと思っています。
急がば回れとは昔の人はよく言ったものだと思います。
三線はもともとは譜面なしで教えられてきた。そんな片鱗が別の形で今も残っていると考えてみるとロマンがありますね。実際どうなのかわかりませんが。
チェンミンさん、説明がお上手ですね。あんなふうに出来たらと思います。
本質がどこにあるかで。後は総論、各論といったことかと思います。
二胡のかたのブログを読んでるとけっこう共感する部分が多いです。
Posted by sansinzamurai at 2010年04月22日 20:03