2011年06月29日
琉球人形夢譚

慰霊の日の前日に沖縄から不思議な問い合わせをいただきました。
富山大学の薬学部に民族薬物資料館という施設があり、そこで見た琉球人形の由来、誰が誰に何の目的で贈られたのか教えてほしいとのこと。
まず、そのような資料館のあることが聞き始めであり、琉球人形とイメージが結びつかない。
簡単に調べたところによると、横田先生というかたが戦後まもなく全国行脚をして浄財を集められ富山大学薬学部の校舎が出来、30年前に亡くなられるまで大学に尽くされ、全遺産も大学に寄付されたとのこと。琉球人形はその横田先生の遺品の展示された資料館の一角にありました。依頼主は戦後まもない学生時代、その横田先生にお世話になったかたであるとか。
一般非公開の場所であり館のかたに写真を撮っていただいて依頼主に送ったところ、19年前に沖縄支部の同窓会メンバーから、沖縄支部結成のお礼として別の先生への贈りものであったことが判明。横田先生との直接の係りではありませんでしたが、沖縄と富山をつなぐ痕跡として価値のあるものだと思います。
地元にそのような立派なかたがいたということを知り、沖縄に帰られた人たちの心温まる話にも触れられた数日間でした。
Posted by sansinzamurai at 20:54│Comments(0)
│日記
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。