2012年08月25日
ローランド
周辺ではよく聞くけど自分には縁のないメーカーってあります。
ピアノは弾くことも買うこともないので、スタインウェイやベーゼンドルファーは聞くだけ、音響関係でも高級ブランドのベルデンとかメイヤーサウンドとかは眺めるだけです。
三線は弾くことはあっても、又吉康美さんとか、照屋林次郎さんのとか高級品にはなかなか手が出ないです。
キーボードは弾かないけど部屋にはありますが(笑)、ちゃんとしたのはもってなくて、コルグやローランドは憧れるだけ。
あでも、コルグはチューナーとか安い物があるので製品としてはたくさん家にありました。
ローランドにはこれまで縁がなくて、ようやく買ったのがRoland BA-330という、分野としては簡易PA機器になります。
今更という感じではありますけど、後発機種が出たことで値段もこなれて、これはなかなかいいですよ。
PA用としてはもとよりBGMをかけたりするのにも力を発揮します。ステレオ感もばっちりだし、今どきの体裁だけのコンポと違って低音の迫力、音のドライブ感も格段の差です。
オーディオ機器って、聴いた瞬間に「あっ、いい音だな」と感じるのと「あれ~っ??」て感じるのがあると思いますけど、私は間違いなく前者のほうに感じました。
普通のPA機器だと部屋でのリスニングには向かないけど、これはコンポ感覚で聴いて楽しめるなと思います。
電池駆動も出来て半日以上余裕で鳴っているので、キャンプやバーベキューなどのアウトドアでも電源の心配なく使えるでしょうし、演奏の出来るレストランみたいなところで、普段はBGMをかけておくなんていう用途にもいいかもしれません。
30Wというわりにはかなりの音量・音圧で、住宅街の日本家屋では普通に音量が上げられないくらいと思います。集合住宅なら下から二番目くらいの音量でも近所から苦情が来るでしょう。
それでは本来のPAとしてはどうなのかというと、まだそれ程場数はこなしてませんが、大きな音が入ると分解性能が落ちるのと音が割れやすい、音量はかなり上げられるものの実用に耐えられる範囲は若干控えめですよといった感じです。
レビューなんかで酷評もあるのはそのあたりだと思います。
この機械だけで多様な用途に対応しようとすると無理が来る(もちろんマイクも2ch分あって見た目なりに出来ますが)ので、生音の場合は前段階でミキサーで音を作ってからラインで入れるとある程度緩和されるかもしれません。野外ライブのような大音量が必要な場面で使うことは想定外と思われるので、これにあった使い方で力を発揮するものと思います。
電源いらずでライン1本で音が鳴らせるからモニターとして使ってみたい。スタンドもあるけど、どうせならもう少し角度がつけられるといいのになぁと思います。オールインワンの簡易PAとして、機動力抜群で便利な一台であることは間違いありません。
上の動画は、新宿エイサーの日に見かけたストリートライブです。
10mくらい離れた位置から何の細工もなく録っています。真ん中の黒いのがRoland BA-330。
近くでローランドのキューブストリートを使ってライブしてる二人組もいたけど、音が全く違います。値段も倍以上だけどそれ以上の差があります。。
バイオリンの音がやや割れ気味なのは仕方のないところでしょうか。
実はこの人たち、ただのストリートミュージシャンではなく、新装後のモッズでもライブされているかたたちです。機械を探索していて、いい場面に出会えました。
疲れていたけど、しばし立ち止まって聞き惚れていました。
Posted by sansinzamurai at 14:32│Comments(0)
│PA(音響)
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