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Posted by TI-DA at

2011年04月02日

読む




本の資料からすると御前風五節って、昔はみんな「がぎやで風」型の前奏だったように読めますね。
勝手な想像としては、五曲連続演奏する場合にそのうち二番目と四番目に演奏する曲の前奏を変えれば最少の労力で一曲ごとに前奏の変化をもたらすことが出来ます。飽きがこないように変えられたのでしょうか?
果たして実際のところは・・・

まだ写真の取り込みが効率的にこなせなくて、急場しのぎにペイントを使って編集してみていますはさみ

さて、夜は三線の練習に出かけてきますよ三線おすまし

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テレビテレビ

2011/4/3  11:10~11:54  NHK総合 
わたしが子どもだったころ <終>
「ボクシング元世界チャンピオン 平仲信明」

BSテレビ朝日
panasonic 3Dシアター 23時45分~
4/3(日)
「涙そうそう」「愛しい子「安里屋ユンタ」(With 琉神)
4/10(日)
「ゆりかごのうた」「この道」「ソモス・ノビオス~愛の夢」(With 秋川雅史)
http://panasonic.jp/3DMS/artist00.html  


Posted by sansinzamurai at 17:25Comments(0)沖縄の本

2010年02月04日

あやぐ



ここのところ練習時間が減ったことや教室の課題曲が増えたこともあって新しい曲への取り組み意欲が減っています三線
しばらくやってきた「宮古のあやぐ」の歌詞を各工工四で確認していたらそれぞれけっこう違っているものですねと・・
普段やっているのは城間徳太郎さんの舞踊工工四の三線で唄い方を少し変えてやってますが、手元にある宮古民謡工工四(砂川本・與儀本)では、2番の歌詞の「手拭いの長さや・・・」の歌詞が載ってなくて、それぞれ「宮古女の(ぬ)・・・」が採られています。3番は城間本と砂川本がほぼ同じで、與儀本は3番までしか歌詞を載せてない関係でか「沖縄参ば・・・」が来ています。城間本は6番まであり、砂川本は5番まで、與儀本は3番までで、それぞれ発音も違い特色があります。
歌詞は、北風の季節に本島から宮古に男たちが来て翌年の南風の季節に去っていくことの女の側の心情を唄っているそう。
沖縄ではよくあるパターンの歌詞だけど、逆に地元の女のハートを余所の男に取られる地元の男の心情を直接唄った唄を見かけないのは、情けなくて唄にならないからでしょうか?それとも女の人の心情を詠んでいるかのような歌詞を作っているのが実は男の人だったりするんでしょうか。

宮古民謡はまだほとんどやってないのでこれから楽しみ。
「伊良部トーガニー」を弾くと、なんだか自分がちょっとうまくなったかのような錯覚を覚えますおすまし音符オレンジ
唄は多分、当分のあいだ息が続かないですねタラ~

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テレビテレビ沖縄本島

2月9日(火) BS日テレ 23:00~23:30
石田純一の「街の達人」 大人の沖縄リゾートデート術

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※写真の砂川本の表紙が白く写ってますが、実際は薄いベージュのような色です。  


Posted by sansinzamurai at 20:33Comments(0)沖縄の本

2008年11月06日

読書中



ここのところの練習曲「はんたん山の枯れ赤木」の作詞者でもある川平朝申さんの本を読んでいます本

普段から歌意を込めて唄えるようにといいたいところですが、煩雑なところを避けてけっこう意味もわからずに音の面白さで唄っていたりします。調べてもわからないところも多く、歌意を重んぜよということは唄の意味だけでなく、むしろ唄の履歴が主題になっている部分も少なからずあるのかもしれません。
知らない知識を得るのはなかなか面白いし、自分の勘違いぶりもなかなか楽しいですおすまし

例えば「恩納節」に出てくる役人のお触れなんかは、その時代の常態を表したものかと思いきや、1719年に中国の冊封使が恩納村に一泊するときに毛遊びを見られないように禁止させた役人のやりかたに対する皮肉ではないかとする解釈が書かれています。
なるほど、これだとかなりタイムリーな歌詞ということになりますね。
「謝敷節」の謝敷は国頭の西海岸の村で、明治以前には首里まで1週間から10日もかかる他地方の人が足を踏み入れない僻地だったとか。実際には当時の宮廷人が見たこともないような場所の情景を詠んだ唄なんですね。
これなんかは、知らないほうがいいこともある、知らないから想像豊かにできるというパターンでしょうか。
和歌が沖縄に伝わって八・八・八・六の詩型になったわけですが、朗詠するだけで節のなかった和歌と違って、節に新しい歌詞をのせて唄えるようになっていたことで、貴族の趣味にとどまらず文字の読み書きのできない人でも歌で心情を後世に遺すことができた。琉歌の魅力ですし素晴らしい発明だったんですね。

沖縄の歌と踊り 川平朝申 著 月刊沖縄社(1974年・改訂1982年) 1500円 を読んでの感想鉛筆
  


Posted by sansinzamurai at 18:00Comments(4)沖縄の本

2008年08月16日

竹中労氏の本棚

筒井康隆、秋元康、夏目房之助・・・著名人の本棚を探訪した「本棚探検隊が行く」を単行本化したダイヤモンド社『本棚が見たい!』(1996.6 初版)をパラパラ見ていたところ、おやっびっくり!と思う名前が。
「故・竹中労」氏の名前がそこに。
竹中氏といえば沖縄イベントの仕掛け人という一面を伝え聞くくらいにしか私は知らないけども、本業のルポライターとしての仕事の面も本棚から垣間見ることができそうです。
地域別に配置された棚の一角にはやはり、沖縄・奄美のコーナーがあります。
書棚の二段分が沖縄・奄美の本のコーナーで『沖縄の民謡』『琉球音楽人物事典』『沖縄語辞典』『辻情話史集』『しまうた百話』『奄美六調をめぐって』『奄美民謡とその周辺』など百数十冊ほどの本が並んでいます。
数はそれほどでもないけど、読んでみたいような本がズラリ。
はっきり工工四とわかるものは並んでませんが(笑)、照屋林助さんの『沖縄地謡全集』のタイトルが見てとれます。
ご自分の著作『琉球共和国 汝花を武器とせよ』 『琉歌幻視行 島うたの世界』は並んでないようです。
別の棚のカセットテープは琉歌・・・かと思いきやそれらは「たま」に関するもののようです。

図書館で沖縄に関する本を探してみようかな、そんな気分になりました。

この本は、絶版または重版未定の状態のようです。関心のあるかたは古書、図書館などでどうぞ。
  


Posted by sansinzamurai at 21:25Comments(0)沖縄の本

2008年08月15日

漆の本

『漆の本』永瀬 喜助 (著) 研成社 1986.9初版

漆黒という言葉がありますが、漆特有のしっとりとした深みのある黒は美しいものですね。
上等三線の塗りには漆が使われていますが、漆ってどんなものなのかちょっと興味のあるところです。
『漆の本 -天然漆の魅力を探る-』という本を読んでみました。

三線の透明な漆塗りに春慶(スンチー)塗りがありますが、春慶塗は鎌倉時代に出来た手法のようで、「堺春慶塗」というのが先祖とあります。木地に着色してその上に透明な漆を塗って仕上げるのだそうで、現在きれいな春慶の三線を手にできるのはその恩恵でしょうか。
春慶塗という名前がどこから来てるのか、残念ながら語源の解説はありませんでした。

有吉佐和子さんの『うるし』という小説から、けっこうな紙数を割いて輪島塗について引用されていて参考になります。輪島漆の親方が主人公の話で、丹念な取材に基づいた小説と思われます。
孫引になりますが、漆器は天然の自然天然の乾燥が重要で、時間が必要。無理して早めに切ったり、刳ったりすると、塗りがあがってから割れたり、歪みがあると・・・このあたりは三線の棹作りとよく似ていますね。
仕上げは、鹿の角を細かい粉にした白粉を若い娘の掌で漆器の表をこする。それが輪島塗りの味わい深い光沢の秘密だと。
これは、今でいうところのコンパウンド作業ですね。今時、若い娘限定の仕事ではなくなっていると思いますが。。

鉛筆その他、いくつか興味深いエピソードが紹介されていました。

漆の耐候性は4000~5000年とも言われるそうですが、紫外線には弱く屋外では風化したようになるそうです。
上等三線の屋外持ち出しには注意が必要ですね。

漆は乾燥が遅いためゴミが付着がしやすく、また化学反応を進ませるために空気中の水分が必要なそうで、そのため「漆は海の上に舟を浮かべて塗る」という話しも輪島には伝わっているそうです。伝わっているということは、今現在、そんなやりかたをしてる人はいないのでしょうか。

琉球漆器の紹介があり、ブタの血を下地に使うことや、朱色が鮮やかなのは紫外線の影響ではないか等の記述があります。

漆の多くは輸入液で、明治20年頃から本格的に中国漆が輸入されるようになり、明治末には8割を超え、現在の国内の漆液の生産は全体のうちのわずか1%ほどだということです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

余談ですが、マンゴーの木も漆科だそうですねおすまし  


Posted by sansinzamurai at 19:01Comments(0)沖縄の本

2008年08月07日

松田弘一作品集



松田弘一さんのオリジナル曲集の工工四です。
個人名のついた工工四というと入手しずらいというイメージがありますが、これはキャンパス発行なのでそんななかでは比較的入手しやすい工工四ではないかと思われます。
新品購入で届いた本を見ると数年前に出された初版なので、初版が売り切れると入手困難になる可能性もあるかもしれませんね。
さっそく弾いてみよう三線としているのですが、私が知っているのは「北谷村」、それから「ラジオ節(与那覇徹さん)」、あとは・・・時間の都合で割愛させていただくとして、
わからないのも弾いてみては、そんなわけないね等と独り言を言ってみては楽しんでます。
ゴーヤー節という曲もありますね、
夏はやはりゴーヤーでしょうかゴーヤー
ゴーヤー節ってどんなだったろうと調べてみると(ちなみに五八五八という符合が続くわけではありません)リスペクトレコードから『沖縄そば屋さんのBGM 』というタイトルで出されているオムニバスに入っていました。
曲名10.ゴーヤー節(与古田洋子)
(試聴のできるサイト http://www.respect-record.co.jp/discs/res105.html
ちなみにこのアルバムには以前に大阪に行ったときにFMでかかっていた「沖縄そばの歌(前川守賢)」も収録されていました。
アルバムが私をよびよせているんでしょうかはてな

〔曲目〕
北谷村/かりゆし登川/ゴルフ節/シッタイタイ/ゆしよーゆし/華ぐるま/崎原花遊び/女恋心/朝御茶ぬ功/長浜ぬ村/田舎ぬ一日/頭毛ぬ霜/福祉心/産業節/島はパラダイス/豊見城小唄/恩納小唄/チャメ オー チャメ/かりゆし西原/島情話/ラジオ節/じんだま/ヤイサー/渡海ふぃじゃみ節/天作賀ぬ風/ゴーヤー節/忍びクワディサー/浮世小車/忘りぐりさ/夢路/恋小花/恋夫婦/毛遊び/ままならん恋路/結まーる/をぅないぬ唄心/忘り難なさぬ/旅送い毛/恋し坂下/なんくるないびさ/遊びとぅいしじ/貴方思いる吾心/恋ぬ四畳半/あかバンタ/とーちゃーすが/月影/我んねーくり一花/盛一 ぇー呉みそーれー/戻い道/むちり節/縁ど恨む/恋し里前/脱線節/イラブー音頭




琉球民謡工六四(くーるんしー)
松田弘一作品集
松田弘一 著
有限会社キャンパス
  


Posted by sansinzamurai at 19:00Comments(2)沖縄の本

2008年07月26日

読めますか?



どんなふうに読むのだろう?
それとも読まないのだろうか??


『屋嘉比朝奇工工四』、もちろん復刻版というかコピーです。
人伝に頼んで、先週沖縄の舞踊の先生が持ってきてくださいました。
今から220年以上前のもののようです。
見ると「サンサゲ」「イチアゲ」などの調弦の読みが同じで親近感がわきます。
勘所と指の関係を書いたページもあり、「七」はなぜか名無しとなってますびっくり!
今と同じ古典の曲名がたくさん並んでます。
でも工工四は違うのが面白いです。





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この記事は金曜日に書いた予約投稿です。
今頃は、コンサートも終わって新宿にいると思います。帰ってからまたご報告しますおすまし  


Posted by sansinzamurai at 22:30Comments(2)沖縄の本

2008年01月10日

声楽譜付工工四

声楽譜付工工四を初めて買ってみました。
人間国宝 城間徳太郎さんの「創作舞踊声楽譜付工工四」です。
自分専用ではなく、会で使う用ですが。
値段もそれなりに立派、でも大量出版するものではないしそれは仕方がないですね。
門下会で出版されているようで、お金も相当かかるでしょうに立派なことだと思います。

まだ少し弾いてみただけですが、唄に声楽譜記号がついているので、音源のみつからない曲をやるときにとても助かりそうです。
三線のほうはどちらかというとシンプルな印象を受けています。

インターネットで注文して入手しましたが、入手困難まではいかないものの三ヶ所めでようやく手に入りました。
市場が品薄状態になっているのかあまり出回っていないみたいです。
最初に注文したところからは
「大変申し訳ありませんがご注文の商品は完売いたしました。
生産中止により入荷の見込みはございません。」
という返事がきてました。
なんとか入手できてよかったピース
とても勉強になりそうな本です。
しばらくは眺めているだけでもわくわくしそうです。

惜しむらくは歌詞が必ずしもフルコーラスでついていないことで、使っていくうえで他の本なりで補わなければいけないところが出てくるかもしれません。

  


Posted by sansinzamurai at 20:37Comments(4)沖縄の本

2007年12月26日

ゲローとニロウはあるけどヤロウやイチロウはない

ふと思い立って「ヒヤミカチ節」弾いてみようかなと譜面を手に取り いつもの疑問、例の高いところの譜合って何て読むのだろうはてな
ということで本をパラパラとめくって調べましたところ・・・

最近入手した工工四の始めのほうの三線工工四譜合というところに載っていて、
人偏のは、ニ○○(尺、工、五ならそれぞれ、ニシャク、ニコー、ニゴー)
口編のは、コ○○
と読むらしいですね。
意外と載ってない本がとても多いのと、知らなくてもめったに困りはせんわいと、これまでぼんやりした疑問にとどまってました。
でも案外そういうことってないでしょうか。
これまで譜面を読むのに二分五厘、七分五厘とか気にしたことなかったし、抑下しなんて記号もあったのかと(実際に譜面でお目にかかったことはありませんが)。
学べば学ぶほど何も知らない自分に気づくのでありましたびっくり!

さて「ヒヤミカチ節」、これからです。
弾けるでしょうってよくきかれるんですけど、早弾きの中でもこれはちょっと系統が違うというか、これまで弾こうと思ったことがないので、まだ全然できないんです~
教養として弾けないとちょっと格好悪い曲なので、練習に励みます三線  


Posted by sansinzamurai at 22:43Comments(4)沖縄の本

2007年10月05日

うるま11月号

最新号は表紙が上間綾乃さんで、特集は「三線大好き!」
・唄者・職人・沖縄のおじぃ。三線を愛して止まない愛好家たちの1本が魅力を伝える
・今月の唄者 松田弘一/永山尚太/砂川恵理歌/南ぬ風人まーちゃん
といった内容が盛り込まれてるようです・・・買おうかなおすまし
もう11月号とか出るような季節なんですね。

今週土曜は古謝さん赤ハイビスカスのコンサートです。おみやげは買ったし。三線も忘れず持って行こう三線

  


Posted by sansinzamurai at 00:53Comments(4)沖縄の本

2007年09月26日

正調琉球民謡早弾工工四(改訂版)

注文していた『正調琉球民謡早弾工工四』がようやく届きました沖縄本島
ネットでは品切れになっているところをよく見かけます。時間はかかったものの入手できたのでよしとしましょうおすまし

いいですね~、目次の曲名を見てるだけでわくわくするじゃありませんかダッシュ
「アッチャメー小 」「多幸山 」「嘉手久 」「山原汀間当 」「玉城汀間当 」「ハンタ原 」「唐船ドーイ 」「白保節 」
「ハリクヤマク 」「舞方 」「屋慶名クワデイサ節 」「天川」 「越来節 」「金細工」「高離り節」「与那国ぬマヤー小」 「よう加那よ」 「シューラー節 」「赤山 」「流り船」 「揃った節 」「山崎のアブジャーマ 」「川良山節」 「張水クイチャー」

今日はのんびり弾いている時間はないけど、差し当たり「アッチャメー小 」「多幸山 」を見てみることに。
「アッチャメー小 」は、「老上老尺」がたくさん。そして「老尺老工」こちらもよなは先生の教室で稽古している指先運動です。
なんとかまがりなりには弾けますが、よなは先生の華麗な演奏と比べると同じ曲とは思えませんね汗
「多幸山 」、こちらはイントロだけ弾いてみました。おおぉ聞いたことがある(笑)
他では「金細工」の長さにびっくり! 覚えられるんだろうか??
これから楽しみです。  


Posted by sansinzamurai at 23:59Comments(2)沖縄の本

2007年09月25日

登川誠仁自伝 オキナワをうたう

たまたま見つけて買ってきました。

登川誠仁さんのご本。構成は藤田正さん。

三線を弾いている身にはとても面白い本で、興味深く、買って帰って開いて一気に読みきりました。
実に勉強になる本です。ふりがながついているのも有難いことです。
七歳から手作りの三線を始めた才能の持ち主にして、血を吐くほどの稽古をしたり、三線を弾くために芝居小屋に身を置いたり、芸の道は厳しいものですね。
歌に伴奏をつけるのに歌を聴いてはいけないという話がでてきます。
音が届くのにタイムラグがあるからで、なんというシビアな世界だろうと思われ、またためになる話でもあります。
嘉手苅林昌さんの話が出てきます。嘉手苅さんが独学で三線を習得されたことや裏声の話など参考になります。
古典の演奏は昔は今のようにゆっくりではなかったこと、速さを計るのに健康な人の脈を使っていたこと。
戦後の大変な時代のダイナミックな展開の数々。
古典を含めて沖縄の三線を知るうえで、戦中戦後の混乱期を避けては通れないものだと思いました。
自分自身に何かを課して生きていくということはどういうことか。
三線をやっているかたは必読本かもしれません。

この本も今後入手困難になるおそれがあるのでご注意を。
ただ新潮社なので文庫になる可能性はありますねピース

後書きに、根っこのない歌はすぐに枯れるということが出てきます。
現代は、魂の失われつつある時代です。
富山でも先日、大和デパートという老舗デパートが建物を移転しました。
旧建物は戦時の空襲を切り抜けて残った戦後復興の象徴的存在でした。
単に建物の中身を移転したという以上の大きな意味を持つことで、これからの時代の魂が問われることだと思われました。
登川さんは自分の根っこはオキナワにあると書かれている、自分の根っこはどこだろうと考えてしまいました。  
タグ :登川誠仁


Posted by sansinzamurai at 23:03Comments(4)沖縄の本

2007年08月06日

「島へ」

「島へ」の最新号(9月号)が海風舎さんから届きました~メール
今月の特集は、みぃこねぇねぇこと古謝美佐子さんのインタヴューです。
今年でお孫さんも5人になられ、全員の結婚式で歌うことが目標だとか、ぜひ実現されてほしいですね。
あまり書くと、まだ読んでない人に悪いのでこのへんにして・・・
7周年記念号で、プレゼントもいろいろあるようです。
海風舎ホームページ http://www.kaifusha.com/index.html

夜になって、練習室を臨時開業(?)しました。
若手メンバーと何曲か練習しました。
若いからなのか才能なのか吸収が早くて、こちらも刺激になります。
あまりいい加減なことを教えられないので、自分も気をつけませんとねピース
  


Posted by sansinzamurai at 23:59Comments(2)沖縄の本

2007年06月08日

沖縄のうわさ話

「沖縄のうわさ話」っていうパワー・サイトがあるらしいですね。
こんなことを今頃書いているのは私くらいでしょうかタラ~
「沖縄のうわさ話」なる本を本屋で見つけて買ってきてから、サイトに数あるうわさ話から収録されたものと知りましたね。
内容はともかく、切り口がうまいですね。
「沖縄のわじわじ話」とか「島ことばのうわさ話」「ユタのうわさ話」とか・・・沖縄ならではというか、県単位では沖縄以外ではなかなかうまくいかないような視点でしょうね。
世の中が便利になって狭くなり、未知のものの行き場がなくなった時代のミステリーあるいはファンタジーの舞台としての沖縄なのかもしれませんね沖縄本島

ボーダーインク社刊  


Posted by sansinzamurai at 23:59Comments(2)沖縄の本

2007年06月01日

うるま

「うるま」の三線特集号です。
といっても2~3年前に出てるものですけど。
中をパラッと開いてみると、おぉピカピカよなはさんが載っている。
チラッとだけお見せしてしまいましょうか。
他に新良幸人さんも載っていて、共通して三線選びは「棹と胴のバランスが大切」
とのたまわれている。
とても重要なことなんですね。

私にはまだ見方がわからないのですが、いずれわかるようになるのでしょうか・・・タラ~
他のページには私の行く三線屋さんや、ブログにお邪魔している三線屋さんも載っていた。
なかなかお買い得な号です。
前回の三線特集からかなり経っているので、そろそろまた三線特集をやって欲しいなぁおすまし
ちなみにこの三線特集号のバックナンバーは出版社にはもう在庫がないみたいなので、興味のあるかたは沖縄の古本屋さんなんかで探してみて下さいキョロキョロ

今、ニュース23を見ていたら総理がかりゆしウェアを着て答弁していた。東京のサラリーマンがみんなかりゆしウェアになったら少しは景色も明るくなるかなぁふたば
  
タグ :三線ブログ


Posted by sansinzamurai at 23:39Comments(4)沖縄の本

2007年04月19日

沖縄島唄紀行

著者の藤田正さんは富山県出身だそう。
照屋林助、登川誠仁のCD制作責任者とプロフィールにあります。
富山出身でどういうことでそうなるのでしょう・・・、だからとこの本を買ったわけではなくて、後で知ったことですけどね。
この本133ページの本にしては1680円というのはちょっと高いなと思っていたら、写真たっぷりの本でした。
29曲の島唄を沖縄文化とともに紹介しています。
まだ途中までしか読んでませんが、唄の背景についてもいろいろ勉強になりそうです。
この前、古謝美佐子さんにお会いしたときに「ウチナー大和口」ということをおっしゃられていました。
本では、ウチナー口と大和口の合体した言葉で「ヤーサしてる(お腹空いた)」をウチナー大和口の例に挙げられています。
古謝さんによると小学生の頃に学校で強制的に標準語を使わされるようになったということで、自分らの世代まではウチナー口を普通に使えるけど、後の年代からは違っているというようなことをおっしゃられていたのを思い出しました。
また本棚に沖縄の本が一冊増えましたよ赤ハイビスカス

  


Posted by sansinzamurai at 00:22Comments(2)沖縄の本

2007年04月01日

ウチナーカラハヤマトガミエル

『沖縄(ウチナー)からは日本(ヤマト)が見える 』
永六輔・著 祥伝社(後に光文社文庫)

大和からは胡弓がなぜ消えたのか。
そんな疑問が本の中で呈されています。
沖縄では胡弓が重要な楽器なのに、大和の胡弓は富山(八尾)と山形、秋田にわずかに残っているくらいなのは、音も形も乾燥した地域の楽器のため、いい音が出なかったことが理由かもしれないと。

その八尾の胡弓ですが、越中おわら節で演奏され、楽器は表が猫の皮、裏が犬の皮でできています。
猫は室内での演奏に適していて、犬の皮は大きな音が出るので外での演奏に適しているのだそうです。
三味線と胡弓の違いは「間」のあるなしでしょうか。
秋田にも「秋田おはら節」というのがあるそうですね。
そういえば、古謝さんが始めて八尾においでになったとき、町並みが秋田のどこそこに似てるということをおっしゃられていました。
考え始めるといろいろ想像が広がりますね。

この本で、三線の胴を張るための糊を「スックイ」ということを知りました。
小麦粉から作った澱粉糊が使われているのだそうです。  


Posted by sansinzamurai at 00:24Comments(8)沖縄の本

2007年03月30日

『沖縄うたの旅』

音楽評論家、青木誠さんの本。
古代に始まり16世紀の『オモロソウシ』以降発展してきた沖縄の芸能を豊富な薀蓄とユーモア交えて書かれています。
大和の七五調のリズムは念仏歌の節としてあみだされ、江戸期に七七七五の小唄の形式ができたのだとか(そういえば浄土真宗なんかでは、お経は唄のように唱和され最後になんとかかんとか「なむあみだ」と唱えられていたような気がする・・・今度じっくり聴いてみよう)。
対して沖縄の琉歌は音感の違いで八八八六となったのだとか、このあたりちょっと飛躍してる感じがしないでもないけど、そんなことはともかく、赤犬子伝説や古典曲、組踊りの発祥など沖縄音楽の歴史やミステリイが興味をそそります。
歌舞伎と比べられる組踊りは、江戸にのぼる通訳が元禄期の歌舞伎と能をモデルにチャンプルしたものと知ったり・・・興味のあるかたは本で読んでいただくとして、モーアシビで歌い踊られる曲に自分がまじめに練習している「嘉手久」や「加那よー節」が出てきて(笑)。「アッチャメー小」とか「ナークニー」とかこれからやりたい曲もそのあたりの曲だったとは・・・でも考えてみると自分はイベントに関わることをやっているから結局同じことかと、沖縄のその時代に生まれていたら自分はモーアシビの地謡でもやっていたのかなと想像してしまいました。

1995年の「沖縄うたの旅」の新装改訂版。
2000年8月15日発売。ボーダーインク(沖縄)刊。  


Posted by sansinzamurai at 03:23Comments(2)沖縄の本
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